マスメディアを使った従来の広報宣伝活動から、戦略的に展示会出展へと切り替えた スプリックス様は、1年目の出展時は企業名の認知度向上を図るべく、インパクトの強い装飾で存在感を追求しました。そして、2年目の出展となる今回は、引き続き企業名の認知拡大に加え、2024年4月に刷新された新ブランドロゴのPRを目標に掲げており、その期待に応えるべく、ブースデザインに取り組みました。
洗練されたブースにしたいというデザインリクエストに対し、明るさを基調とした白で統一しロゴの特徴にも通ずるピンクのラインを大胆に取り入れ、スプリックス様だけのブースデザインに仕上げました。
特に、スプリックス様の企業ミッション「世界中の人に、人生の新しい季節(春)を提供したい。」を体現するため、造作とデジタルコンテンツを通じて「春」を感じられる空間を創出しました。

スプリックス様の創業の地である新潟県長岡市は日本有数の雪深い街ですから、春の訪れには特別な想い入れがあります。暖かな日差しが降り注ぎ、ゆっくりと雪が溶け、草木が芽吹いて、やがて花開いていく様子には、今まで出来なかった問題が解け喜びに満ち溢れる子供たちの姿にも似ていると感じられ、スプリックス様は「それぞれに違う人に、それぞれの春を実感してもらう手助けをしたい」と考えているのです。
そこで、「どこから入っても”春”を感じてほしい」という想いから、ブースデザインは左右2カ所の体験コーナーと中央体験エリアの入り口両脇に、花びらのインスタレーションを設置しました。
桜の舞う様子を表現するため、桜色に染めたスケルトンリーフとローズペタルを使用。
柔らかな春の暖かさを演出し、来場者が写真を撮るなど、アイキャッチとしても大きな役割を果たしました。

スプリックス様の主力製品であるインターネット教育サービスを体験してもらうため、来場者をブース内部へ引き込む仕掛けが必要でした。そこで、天井・壁・床の三面を包み込むLEDによる没入体験を提案いたしました。映像の中にいるような感覚を味わえるこの演出は、ブースの約1/3を占める規模で、通路からの視認性も抜群。
現場では来場者の注目を集め、自然と足を運んでもらうことに成功しました。

今回のLED空間は、高さ2.5m、幅4m、奥行き6.5mの規模で、計248枚のLEDパネルを使用しました。
初の試みとなるこの大規模な造作を成功させるため、事前に仮組みを行い、映像と造作のバランスを何度も調整。
デザインを綿密に修正することで、三面LEDとブース装飾が融合した一体感のある空間を実現しました。

三面LED向けに特別制作した映像コンテンツは、「芽吹くSPRIX」をテーマに、スプリックス様のミッションである世界的な認知拡大を壮大かつ疾走感ある形で表現し、スプリックス様の歴史と未来を体感できる唯一無二の作品に仕上がりました。
創業地である新潟県長岡市の田園風景や雪国の待ち遠しい春を象徴する満開の桜並木を自然の要素として取り入れ、白基調のブースや花びらのインスタレーションと調和。
映像後半では、桜並木を駆け抜けて空へ羽ばたくシーンを3DCGで描き、新ロゴ発表への期待感を効果的に演出しました。

EDIX東京2024でのSPRIX様ブースは、デザインとテクノロジーを融合させ、来場者に「春」を届ける空間となりました。展示会ではあまり見かけない3面LEDの提案や、その提案を活かしたお花のインスタレーションの設置など、弊社のデザイナーや企画担当が密にコミュニケーションを取ることでブース全体の一体感を醸成することができました。
今回、焦点を当てた、企画・デザインだけでなく、運営・製作・施工を担当する部署も同じ組織に属しているので、ワンストップでサービスを提供できることが弊社の強みとなっています。展示会だけでなく、様々なイベント業務の実績が多数あるので、是非、些細なことからでもご相談ください。
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